あるある症候群

人知れず埋没してしまっている『あるある』たちを見つけ出してやらずにはいられない欲求が抑えきれない病気。

ウッドデッキを使用しなくってしまうのを防ぐにはどうすればいいのか

こんんちわ、RR博士だよ。今回は、ウッドデッキを作りたくなったけど、「ちょっと待てよ」とひっかかりを感じてしまった人向けのお話だよ。

 

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ウッドデッキ

ウッドデッキって作りたくなりますよね。博士の周りの家も、新しく建てたお宅はほぼほぼすべて設置してあります。

ただ、まったく使っていないとみられる所もいくつかあります。というかほとんどです。

あるあるやね。よくある風景やね。

 

「ウッドデッキなんてただ木材を買ってきて組み立てるだけでしょ」とイメージされる方が多いのではないでしょうか。

そのうえ、ウッドデッキを作りたいとハウスメーカーに言ってみても、なかなか詳しくは教えてくれないんですね。自分たちにできるもの、売りたいものだけ提案してくれます。

で結局、どう使うのかもろくに考えなかったり、ハウスメーカーの言うなりに作ってしまったりして失敗してしまう例が多いのではないでしょうか。

 

博士もウッドデッキを作った身ですが、ウッドデッキをそのうち使用しなくなってしまうという事態を防ぐために、ウッドデッキを作るに際して3つほど考えるべき項目があるように思いました。それは、

  1. 広さ
  2. 素材
  3. 屋根の有無

です。

 

まず1.の広さ。

どのような用途に使うのかが明確であれば避けられる事態なのですが、狭い、小さいものはそのうち使わなくなります。絶対といってもいいでしょう。

あるあるやね。周りを見渡せば一目瞭然やね。狭い、小さいものほど使用頻度が低い。

最低でも幅2間、広さ2坪から3坪ないと用途が考えられません。ただの足場です。できて洗濯物を干すぐらいでしょう。ウッドデッキである意味があまりありません。

例えばテーブルや椅子を出してコーヒーを飲みながら読書したり、ビールを飲んだり、っていうのができる広さがあって初めて利用頻度が上がっていくのではないかと思います。

リビングから掃出し窓を介してつながるようにすれば、ウッドデッキがリビングの延長、リビングの一部という見方もできてきます。

広い分お金はかかりますが、使わなくなってしまうのであれば作るだけ無駄なわけで、せっかくお金をかけて作るのだから、使いやすいものを作って使い倒すほうがスマートな考え方だと思います。

 

次に2.素材。

ヒノキやらスギやら普通の建築用の木材を使うと比較的安価にできるのですが、おそらくノーガードで4年から5年持たずに朽ち果てると言われています。

でもって、ペンキなどで塗装して腐食を防ぐなどのメンテナンスにえらい手間がかかります。

家の構造材として外壁によって守られているのと、むき出しで屋外に放置されるのではかなり寿命に差が出るのです。屋外環境というものは想像以上に過酷なようです。

ではどうすればいいのか。メンテナスフリーでなんとかならないのか、と考えた場合、2つの選択肢があります。

1つめの選択肢は人工木材です。

天然の木質の素材と人工の樹脂を混ぜて作った人工木材は質感が木材に近く、腐食に強く耐久性の高い素材です。

木材のようにトゲが出ることもなく、木材特有の反りも出ません。

欠点としては、高価なことと、夏場は日射により、木材に比べて表面温度がかなり上がってしまうことでしょうか。

2つめの選択肢はハードウッドです。

ハードウッド、聞き慣れないかもしれませんが、主に東南アジア原産の比重の思い広葉樹の材で、腐食しづらく耐久性に優れ、現地では電柱などに使われているような素材です。

有名なところでは、ウリン、イペ、イタウバなどがあります。

夏場の日射によっても人工木材ほどは熱くなりません。

欠点としては、高価なこと、硬すぎて加工が難しいことのほか、樹種によって性質が異なり、例えばウリンでは雨でアク(真っ赤な汁)が溶け出してきてしまったり、イペではトゲに毒性があると言われていたりします。

裸足で歩きたいと考えるとささくれが出やすい樹種は避けたほうがいいですね。

博士はメンテナスフリーで、夏でも熱くなくて裸足で歩きたい、という希望がありましたので、ハードウッドの中でもトゲやささくれの出にくいイタウバという樹種を選択しましたよ。

 

最後に3.屋根の有無。

屋根を付けることで雨の日でも利用できるようになります。

最初からつけなくても、開閉式のオーニングを後から家の壁面にけることは可能ですが、後付けの場合、風に弱かったりするので初めから屋根を付けること前提で家屋の設計に組み込んでおくのがベストです。

洗濯物外干し派なら必須でしょう。

カリフォルニア風とかサーファーズハウスと呼ばれる感じの建物のイメージです。

 

どうせ同じお金をかけて作るのであれば、使い倒したほうが断然お得です。計画的に設計することで骨の髄までしゃぶりつくすように使い倒してやりましょう。

使い倒すといってもそこは屋外なので、快適に利用するためにはいくつか対策が必要な部分も出てきます。

例えば、蚊対策。自分だけでできることは限られますが、溜め水をなくすなど蚊の発生自体を抑えること、草刈りをまめに行い風通しを良くして蚊にとって生息しやすい環境を減らすことなどはしておきましょう。

あとは水道。ウッドデッキ自体の掃除やBBQなんかをしたときの洗い物、庭への散水、土をいじった後に手を洗うなど、水が必要な場面が多いです。

ウッドデッキ上ですぐに水が使えるように、ウッドデッキ上に水栓、排水パンを設置してしまうとものすごく使い勝手がよくなります。

水栓の蛇口は、手などを洗うためのものと散水ホースをつなぎっぱなしにしておくためのもの、2つつけておくと完璧です。

 

「ウッドデッキでBBQ」なんてあこがれもあるでしょう。

 

ただ、よっぽどマメな人でないと準備やら片付けやらが大変なのでめんどくさくなって開催頻度が減っていきます。

あるあるやね。

そこでオススメなのは角型の七輪です。これを使うようにすると、干物をあぶって食べたいなとか、少人数だけど焼肉食べたいなとか、さっと出してさっとしまえます。

火おこし器もそろえてしまうと最強です。着火剤など使わずに新聞紙などの紙屑があれば炭がおこせて、火消し壺の機能もついているので、使用した炭はそのまま入れてふたをすればそれで火の始末は終了です。

ウッドデッキを作りっぱなしにならずにいかにして活用するかを考えてみましたが、設計する段階でどう活用するかをイメージして作る必要があるということです。

博士はイメージを膨らませて10坪イタウバ作り一部屋根かけのウッドデッキを作りました。

こんな講釈をたれてきたのだから、さぞ使い倒しているんだろうなと思われるでしょうが、実はほとんど使っていません。

えっ?はっ?って感じだね。

なぜ使ってないのでしょうか。

答えは単純です。時間がないんです。

結局、みんなそうなんでしょう。みなさん何も考えずにウッドデッキを作ったりしてないんですよ。みんな一生懸命考えて、楽しく活用したいと願いを込めて作ったんですよ。ただ、忙しくて使っている時間がないだけなんですよ。

 

ウッドデッキを作りっぱなしで使用しなくなるのを防ぐ方法、それは忙しい中にもウッドデッキを利用する時間を絞りだすということに尽きるのではないでしょうか。

って、また元も子もない結論に至ってしまいましたね。

あるあるやね。なにも言ってないに等しいね。逆にお前時間返せって感じだね。